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銀座。ぶらぶらと裏通りをゆき、なんかめっけた。

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松阪屋


2~3用事があって銀座に出かけた。
豊洲から新橋行きの都バスで、銀座4丁目のバス停で下車。
銀座通りの方向に50歩程度歩いたところで、左の路地の向こうに目が止まった。

松阪屋の新館通路だ。
何時も観ている風景なのに、夕日の光芒が面白い。
自然にからだが、その方向にゆく。
おいおい。わが足よ。
用事があるのに、ふいに、ぶらぶら散歩に変わってしまった。
カメラを持っていると、どこかにツボがあって、ついそこに触れるとそれをきっかけに
バシャバシャ撮り始めてしまうのだ。
目の前の風景に、シャッターが止まらなくなる。
被写体のそばに寄って行く、というわけだ。
角のなまキャラメルの花畑牧場を横目でみながら、さあいこう。

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花畑の店


すぐ左に三原小路がある。おや、お稲荷さんだ。
あづま稲荷と、幟が何本もはためいている。
ふーん。あづま稲荷かあ。
どういう由来だろう?
丁度若い女性がスイとその道に曲がっていく。
尋ねてみた。
「エッ!ハイ。
 あづま稲荷のことですかあ。」
このあたりを、お稲荷さん由来で「あづま通り」と呼ぶことは判った。
しかし、そのお稲荷さんがどいういきさつで出来たのかが判らない。
丁度、和風喫茶から、おじいさんが出て来た。
ウーン。歯の噛み合わせが悪いのか、時間がかかったが、
伏見稲荷から分霊でできたのだと判った。
「だけど、あづま通りは、その角までだよ」
ふーん、あづま通りはワンブロックだけらしい。それからむこうはどう呼ぶのか気になるなあ。
なぜか、通りの愛称が気になり始めた。


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あづま稲荷


なんでもこだわり出すと、どんどん、いけいけになってしまう、悪いくせ。
それはともかく、風月堂がこの辺にあったな。
「閉めてしまいましたネ」
地階で、フレンチを始めた青年が、解説してくれた。

和風小物の「えり菊」は健在だ。

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茶房

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えり菊


ヤマハの新館ビルをやりすごし、どんどん行く。


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ヤマハ別館


中華料理店のショウウインドウにふかひれのでっかいのが額で飾ってあった。
ここで、寄り道だ。
説明がある。これは1988年にノルウエーで捕獲された体長14メートルのウバザメの尾びれで、
中国では、至高のフカひれと評価、天九翅と称するのだそうだ。
ふーん。


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巨大ふかひれ

バチバチ、道ゆく人にカメラを向ける。

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若者たち


ところで、この通りの出口近くにきたのに、まだ愛称がわからない。
ふと、きまぐれで迷い込んだ名もなき通り、
それを「君の名は?」とたずねるのが目標になっちゃった。
この通りには、古い画廊が多いのでそこで聞いてみよう。
そこで2軒尋ねたが、知らない。
一軒の主人は
「50年ここに住んでいるけどねえ。なに通りとか、聞いたことないですねえ。
 判ったら、教えてください」
と、マジでいわれる始末。
8丁目の終わりに近く、ビルの駐車場に所在なく立っていたおじさんにも尋ねた。
「知らないですよ。」これも、ハズレ。

おや、ここ「銀座の母」の店??
「そう、タレントがよくくるよ。観てもらう?」
いいよ、いいよ。

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銀座の母


その向かいは、てんぷらの「天国」の裏口だ。
そこにしゃがんでいた60年配の板前に、聞いた。
「ここの通りの名?ああ、そこのマンホールに書いてあるよ」
え?マンホール?
道路に埋められた鉄板のプレートに、「信楽通り」と書いてある。
判ったア。ついに。


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プレート発見!


ついでにまわりを眺めて、めっけてしまったのだが、
このあたりは、東海道の江戸入り口にあたり、芝口御門という城門が造営されていたのだという。
とにかく幕府にとって大事な場所で、朝鮮から特使を迎える時、
彼らをびっくりさせろとばかり、更に立派な城門を造ったのだそうだ。
へえ?


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芝口御門跡


それから、信楽という名の由来を尋ねた。
知らない、知らない、この通りの人は、誰も知らないのか。
天国の板前は、
「交番で聞いたら?」
そんなことまで交番で知ってるかなあ。
そのあたりに、暦女はいないかなあ。

家に帰って、いろいろ調べた。
判ったぞ。
その立派な城門の脇に茶屋があったというのだ。
その茶屋の名が、信楽茶屋と言い、当時、たいへん繁盛したらしい。
それが、この通りの由来だそうだ。
ああ、ア。
でも、信楽の由来は判らずじまいだった。
気まぐれに迷いこんだ裏通りで、いろんな人と通りの名称を探して、
随分、話し込んでしまった。
銀座の人達は、みんないい人達だった。
まあ、あんまり意味のない一日だったといえば、それはそうだ。
でも、赤塚流でいこう、それでいいのだ。


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信楽通り、上空の雲

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