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東の空が凍り付いた。

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すざましい災害に遭遇した人々のあけくれを思うと、本当に心が痛みます。
持病に悩む程度の自分には、被害地の人々の苦悩は想像を絶する凄さです。
被害地の人々の痛みを、思い続けることくらいしか自分にはできない。

夜半、
災害地を思いつつ、子規の伝記を読む。
子規は、地獄のような病魔と闘う短命の人生だった。

記者として従軍した彼の「病」という文がある。
中国からの帰国船中で、かれは寝ていると「鱶が出た」と呼び出された。
甲板で、真っ黒な鱶の群れを眺めながら、真っ赤な血を吐いた。
不気味な黒い鱶と赤い吐血の鮮烈な対比。
青春とともに発生した病状は悪化し続け、脊髄カリエスとなった。
からだに蜂の巣のような穴があき、病巣から膿みが
あふれ、激痛が彼を苦しませた。

35才で短い生涯を閉じるまで、苦痛時は大声でわめき散しながら切り抜けた。
そんな地獄のなかで、
子規は冷静に作家活動を続け、誇り高く、人格の崩壊することはなかった。
そのすざまじい明け暮れを活字でたどりながら、
いまの東北地方の人々の苦悩と気高さにだぶらせた。

皆さんに幸運あれ。

幼児指す  東の空の夜寒かな       

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